まちかどウオッチ
(22)さらしコア
まちかどウオッチ

磐梯吾妻スカイラインの旧不動沢橋に展示してあったコンクリートのコアです。
赤矢印部には木っ端が入っていました。
福島県道路公社が設置した説明板には、1959年に架設され、40年経過後に老朽化のため撤去と記載されていました。
この土地の自然環境を詳しく知りませんので、40年の寿命が妥当なものなのかは安易に判断できませんが、このコアのひび割れの状態を見ると、確かに寿命は尽きていたようです。

このコアを展示した人は、どの様な考えが有ったのでしょうか、興味を覚えました。
わざわざ、コンクリートコアを展示しなくても旧橋の説明は、説明板だけで十分だと思います。
よりによって木っ端入りで、おまけに、ひびだらけのコアを展示するとは…。
推測ですが、施工不良の状況を展示し、工事業界への警鐘としたかったのかも…。
景勝の地での警鐘…。考えすぎですかね。

2004/11/03作成